日本人が知らない
ちょっといい英語
                                 by 佐々木 隆

003 「価値観」
It is our choices that show what we truly are, far more than our abilities. (Harry Potter and the Chamber of Secrets)
自分が本当に何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということ。

〔出典〕J.K.ローリング(1965-)の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の一節。ハリーとダンブルドア校長との 対話の中で、ダンブルドア校長がハリーに言った言葉。

〔英語の解説〕It is A that 〜「〜なのはAだ」でお馴染みの強調構文。Itは訳さない。この構文に気付かないと、なかなか訳すのは難しいでしょう。本文の中心はOur choices show what we truly are.「選択は私たちが本当は何者であるかを見せてくれる」。farは比較級などを強調する時に使われます。こういう時にはveryは使いません。(原文には呼びかけのHarryという言葉が途中に入っています)

〔内容の鑑賞〕人生を過ごす上で何が一番重要になってくるかを考えると、味わいの深い言葉です。家柄、血筋、出世、権力、金銭、一体何でしょうか? どんなにその人に才能や能力があっても、それをどう使うか、どんな場面で発揮するのかで、その人の人生は大きく左右されることになるでしょう。また、せっかくの能力もそれを使わなくては、その人がどんなことができるか、誰にも伝わりません。能力があること自体がすばらしいのではなく、その能力をいつ、どのようにして発揮するかというその人の判断、つまりは選択がすべての鍵を握ることになります。





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