日本人が知らない
ちょっといい英語
                                 by 佐々木 隆

018「人生観」
…ask not what your country can do for you――ask what you can do for your country. (John F. Kennedy's Inaugural Address)
あなたの国があなたのために何をしてくれるか問うてはいけない。あなたが、あなたの国のため に何ができるのかを問うて下さい。(佐々木隆訳)

〔出典〕 1961年1月20日のジョン・F・ケネディの就任演説よりの一節。

〔英語の解説〕 "what"は疑問代名詞で「何を」の意味。演説ということで、youは「皆さん」ということにな ります。ここでは普通どおり「あなた」で意味をとりました。また、演説はspeechの表現もありますが、大統 領の演説などは、addressで表現するのが通例です。

〔内容の鑑賞〕 ジョン・F・ケネディの力強い就任演説です。本来は上記の英文の前に、"And so, my  fellow Americans"という呼び掛けが入ります。上記の英文はケネディのモニュメントにも刻み込まれてい る言葉で、もともとは、国民ひとりひとりが他力本願にならずに、依頼心に固まることなく、運命を切り開く ために、自分自身が何をすべきかを喚起したものです。今の日本では、後半の文意は特に考えさせられ ます。選挙の投票率が国民全体(有権者)の半分以下、3分の1程度しかない状況なのですから。また、 countryをparents(両親)とすると、若者にはまた身近な内容となります。国家であろうと、両親であろう と、大事なことは、自分自身が何をなすべきかを決めることです。





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