日本人が知らない
ちょっといい英語
                                 by 佐々木 隆

026「人生観」
There is a tide in the affairs of men
Which, taken at the flood, leads on to fortune;
Omitted, all the voyage of their life
Is bound in shallows and in miseries.  (Julius Caesar.. IV.iii.216-219)
人のなすことにはすべて潮時というものがある。
うまくあげ潮に乗れば幸運の港に達しようが、
それに乗りそこなえば人生航路の行き着く先も
不幸の瀬というわけだ。動きがとれぬことになる。(小田島雄志訳)


〔出典〕 シェイクスピア (1564-1616)の代表作『ジュリアス・シーザー』の一節。ブルータスの台詞。

〔英語の解説〕 affairs「事情」、the affairs of men 「人間の事情」→「人のなすこと」。Whichは関係代名 詞。lead on to「〜導く」、the voyage of their life「人生航路」、be bound「〜へ向かう」、shallow「浅いとこ ろ、浅瀬」、misery 「不幸」。

〔内容の鑑賞〕 人生を航海に喩える言い方はたくさんありますが、この台詞では、船に喩えるのではなく て、潮の満ち引きからうまく人生をからめて表現しています。物事にはどうしても「タイミング」が重要で す。どんなに優れた企画や意見もタイミングを逃がせば台無しになってしまいます。「ここぞ」という時に は、勇気を持って行動に出なければなりません。引く時には引かなければなりませんが、進むときがきた ら、上げ潮に乗って一気に行うべきでしょう。





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