日本人が知らない
ちょっといい英語
                                 by 佐々木 隆

027「人生観」
It doesn't matter where they're going, what matters is deciding to get on..  (The Polar Express)
何処へ行くのかが重要なのではない。重要なのは乗ろうと決めることだ。(佐々木隆訳)

〔出典〕 ロバート・ゼメキス監督・脚本・製作映画『ポーラ・エクスプレス』(日本では2004年12月に公開) の一節。トム・ハンクス演じるポーラ・エクスプレスの車掌の台詞。

〔英語の解説〕 この文章の前にOne thing about trainsという表現があるので、theyはtrainsということに なり、「汽車がどこへ行くかが重要なのではない。重要なのは(汽車)に乗ろうと決めることだ」というよう になります。matter「重要である」、whatは関係代名詞で「〜こと」。decide to「〜することに決める」。

〔内容の鑑賞〕 「026」の人生観では潮の満ち引きを人生に喩えていましたしが、今度は人生航路を汽 車の旅に喩えています。ここにもある通り、汽車に乗るかどうかが重要である。人生という旅自体行き先 がはっきりしていないのに、いつも自分で判断せずに誰かの言うままに行動しているとしたら、誰の人生 かわからなくなります。何かを探し求めている時、まっすぐにそれに辿りつくこともあれば、そうでない時も あります。しかし、行動しない限り見つかることはありません。 いつもじっと家に閉じこもっていても、世 界は広がりません。何処へ行くか、誰と会うか、何をするかが重要ではなく、まず、家から出ていつもの 生活とは違った空間へ自分の身を置こうと決意することが重要なのです。何かを始めるのに、行き先(結 果)だけを気にしていたら本当の人生を過ごすことはできないかもしれません。自分の人生は自分で決 める。松本零士の『銀河鉄道999』の徹郎も機械の体を求めて銀河鉄道999に乗りました。しかし、その 行き着いた結果は最初のものとは違っていました。





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