日本人が知らない
ちょっといい英語 U
                                 by 佐々木 隆

050「変化」
Society is differentiating. What is more, we shall never, no matter how refined our predictive tools become, be able to forecast the exact sequence of future states of the society.
(Future Shock)
社会は分化しつつある。その上さらに、われわれの予測方法が、いかに精緻なものとなろうとも、われわれは、けっして、完全な未来の社会状態の成り行きを予測することはできないであろう。
(徳山二郎訳)

〔出典〕 アルヴィン・トフラー (Alvin Toffler)の『未来の衝撃』(1970)の「データの多様化」より。

〔英語の解説〕)。what is more「その上さらに」。no matter how〜「どんなに〜であろうと」。forecast「予 測する」。

〔内容の鑑賞〕昔はひとりの人がものをつくっていた。そのうちに、何人かで部分だけをつくるようになり、 それを組み合わせてひとつのものを完成させるようになった。こういう時代で恐ろしいことは、全体を理解 せずに、部分だけでものを言う人が増えてくるということです。社会の分化が進むということは、社会への 関わり方もそうなってくるということです。しかし、生物の細胞は実に不思議の能力を持っています。DNA はすべて情報を伝達しながらも、その分化された部分の役割も完全に果たしてくれます。考え方は、DNAのようにすべてを理解しているからこそ、どの部分の代役もできるということなのでしょう。一部分しか 理解できない人は、他の部分でうまくやっていけるかどうかが難しいかもしれません。社会という言葉を 「会社」「仕事」「組織」などと置き換えて考えてみれば、その難しさは一目瞭然です。人事担当にいきな り、経理は出来ないのと同様です。企画を立てる人は、人事、経理、営業など総合的なものを求められ ます。社会の分化が進めば、進むほど、全体を見る眼を失ってはいけないのではないでしょうか。





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