052 おさがり

 

Osagari――this is the Japanese equivalent of “hand-me-downs.” It is a dying concept.  It used to be the case where the elder sister’s dress went to the younger sister.  Some times, a nice jumper came from an older brother in the neighbourhood.  This wasn’t simply about “saving up”; it was a reflection of our custom of reuse.  But this custom is now being forgotten.

(出典 『ワンガリ・マータイさんが日本で見つけた言葉』)

 

(英語の解説)

equivalent「同等のもの」hand-me-down「お下がりの衣服」save up「節約する、ケチる」、reflection「反映、よく似た考え方」、custom「習慣」、reuse「使い回し」、be動詞+being+過去分詞「受動態の進行形」

 

(英語の内容)

「おさがり」という言葉はhand-me-downsと同様の意味を持つ日本語である。ほとんど使わない考え方である。姉の洋服が妹に行くような場合によく使われる。ある時、素敵な上着が近所のお兄さんからやってきた。それは単なる節約(ケチ)とは違う。それは使い回しという習慣とよく似た考え方である。しかし、この習慣は今は忘れされようとしている。

 

(著者紹介)

ワンガリ・マータイ (Wangari Maathai, b.1940) ケニア出身。環境保護活動家。アメリカン・カンザス州立大学卒業。ピッツバーグ大学で修士号、ナイロビ大学で博士号(獣医学)を取得。東アフリカ初の女性博士となる。1971年にナイロビ大学初の女性教授。1977年にグリーン・ベルト・ムーブメントを設立。1986年にアフリカン・グリーン・ネットワークに改称。2002年国会議員となり、2003年から環境・天然資源副大臣を務める。200410月に「持続可能な開発、民主主義と平和への貢献」のため、環境分野の活動家として初めてノーベル平和賞を受賞。なお、2005214日から10日間、京都議定書関連行事出席のため来日した際に、日本語の「もったいない」という言葉に感銘を受け、この言葉を世界に広める決意をしたと言われている。

 

(もっと読みたい人の為に)

プラネット・リンク編『ワンガリ・マータイさんが日本で見つけた言葉』マガジンハウス、20056

 

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