060 悲劇の時代

Our is essentially a tragic age, so we refuses to take it tragically.  The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes.  It is rather hard work:  there is now no smooth road into the future:  but we go round, or scramble over the obstacles.  We’re got to live, no matter how many skies have fallen.

(出典 D.H.ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』)

(英語の解説)

Our = our age, refuse「拒む」、cataclysm「激変、激動」、ruins「廃墟」、

habitat「生育地」、scramble「よじ登る」、obstacle「障害物」、no matter how

「どんなに〜しても」

 

(英語の内容)

我々の時代は本質的に悲劇の時代である。だからこそ我々はそれを悲劇的なmのとして受けとめるのを拒絶するのである。災厄はすでに起こり、我々は廃墟の中にいる。が、我々は、新しいささやかな生息地をつくり上げ、新しいささやかな希望もまた抱こうとしている。それはかなり困難な仕事である。今はどこにも未来へ続く平坦な道はないからだ。だからそれでも我々は、遠回りしたり、障害物をよじ上って乗り越えたりしている。いかなる災厄が降りかかろうとも、我々は生きなければならないのである。(井上一馬訳)

 

(もっと読みたい人の為に)

ロレンス/羽矢謙一・松田幸雄訳『チャタレイ夫人の恋人』講談社、197610

ロレンス/伊藤整訳『チャタレイ夫人の恋人』集英社、1977年12

ロレンス/伊藤整・伊藤礼補訳『チャタレイ夫人の恋人』(完訳)新潮社、199611




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